スペインへ寄贈された紀元前2世紀前のエジプトの神殿を360でみる #360pic

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写真:Spherical Image | RICOH THETA

 

RICOH THETA:Magic Hour at Debod Temple in Madrid, Spain

 

Magic Hour at Debod Temple in Madrid, Spain - Spherical Image - RICOH THETA

 

 

デボー神殿(Templo de Debod)

スペイン広場(Plaza de España)近くのクアルテル・デ・ラ・モンターニャ広場(Parque del Cuartel de la Montaña)に設置された、紀元前2世紀のエジプトの神殿。アスワンの巨大ダム建設後に水没しないよう、エジプト政府からスペインへ寄贈されたものです。

神殿はメロエ王アディカラマニの命令で紀元前2世紀に着工され、礼拝堂がアメン神とイシス女神に捧げられました。礼拝堂にはレリーフの装飾が施されています。プトレマイオス朝のその後の国王たちが、もとの建物を中心に部屋を増築し、エジプトがローマ帝国の属州となってからは、ローマ皇帝アウグストゥスティベリウス、そして恐らくハドリアヌスが、建物と装飾を完成させました。

6世紀、ヌビアがキリスト教に改宗すると、神殿は閉鎖され、そのまま放置されました。20世紀になってから、ダム建設に伴い、エジプト政府がマドリードに神殿を寄贈します。石が1つずつ運ばれ、現在の位置で1972年に一般公開に至りました。マドリードでの再現の際、建物の元の向きと同様に、東から西へ向く形で設置されました。訪問者は、模型やビデオ、壁に映写される視聴覚資料を通して、素晴らしい建物の位置が持つ意味、装飾モチーフ、歴史を理解することができます。

安定した環境状況とモニュメントの完全性の維持を目的としたメンテナンスのため、神殿内の見学は、展示室と礼拝堂への一時的な入場制限や見学可能者数の削減が行われる可能性があります。同時に内部で見学できるのは30人のみ(30分以内)となります。

また、建物内部の団体見学は中止されています。

これらの措置はモニュメント内部の見学に関するものです。外部の散策のみをご希望の場合には、神殿の見学時間帯に自由にアクセスできます。

 

 

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